2010-07-28

雑記

あづい、、殺人的に。

毎朝の日課になっているたかだか 10km ほどのサイクリングが、この一週間ほどほとんど自虐行為と化している。

窓の外に見える空と草木の光景が、灼熱のコントラストを醸している、、、まるで火焔地獄で描かれたわたせせいぞうのイラストのごとく。

今年に入ってから降って湧いた大厄禍は、まる半年の間ぼくを苦しめ続けたけれど、ここにきてやっと落ち着いてきたか・・と思っていたのも束の間、こんだけあづいと秋までにはまじで燃えカスのようになりそう。

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劇団唐組の芝居を観に行く楽しみのひとつは、芝居が終わって役者一同が舞台に並んだ際の、唐十郎さんの後口上だ。

さいごの決めぜりふが、これがもう身震いするほどに格好イイ。

「ミナサン、マタ、オアイシマショォー!」


その唐組の秋公演。

なんと新作と旧作の二本立てを上演するんだとか。

これは凄い!

ぼくはまだ唐組経験二年生の、駆け出し中の駆け出しだけれど、あの世界をとにかくいろんな人に観てもらいたいと、切に思う。

ちなみに、劇団唐組 第46回公演『ふたりの女』の上演スケジュールは以下のとおり。

三鷹の森ジブリ美術館横木もれ日原っぱ (東京都)
2010/10/02(土)
2010/10/03(日)
2010/10/09(土)
2010/10/10(日)
2010/10/16(土)
2010/10/17(日)

雑司ケ谷・鬼子母神 (東京都)
2010/10/23(土)
2010/10/24(日)
2010/10/30(土)
2010/10/31(日)

eプラスで、2010/8/29(日) 10:00~ 発売開始。

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秋に、ものすごく久しぶりのライブが控えている。

その準備にそろそろとりかからないといけないのだけれど、いまは某楽曲制作に取り組んでいる最中。

3回くらい紆余曲折して、最初のプランに戻ったりしているが、「急がば回れ」が信条なので紆余っている間に産まれたボツ作は、ぜんぜん無駄ではない。

むしろそれらの断片がヒントになって新作ができそう。


相も変わらぬ、妄想が妄想を呼ぶめくるめく毎日。

2010-07-27

ぼくのしょうらいのゆめ

「ぼくのしょうらいのゆめ」


ぼくのしょうらいのゆめは、そうりだいじんになることです。


そうりだいじんになったら、いちばんさいしょにしたいことがあります。

それは、にっぽんをロシアのなかまにしてもらうことです。

にっぽんがロシアとがったいすると、いろんないいことがあります。

まず、ほっぽうりょうどが、ぜんぶおなじくにになります。

つぎに、おきなわのべいぐんきちが、ぜんぶなくなります。

おきなわだけでなくて、ほかのべいぐんきちもぜんぶなくなります。

きちがなくなったら、はなをたくさんうえたいです。


そのつぎにしたいことは、にっぽんのそうりだいじんというしょくぎょうをなくします。

そして、とうきょうからこっかいをなくします。

ロシアとがったいしたら、いらなくなるからです。

そうすると、ほっかいどうからおきなわまで、ぜんぶびょうどうになります。

ぜんぶびょうどうになれば、とうきょうにたくさんひとがあつまらなくても、だいじょうぶになります。


でも、ぼくはせっかくそうりだいじんになったのに、すぐにしごとがなくなってしまいます。

ですから、そうりだいじんをなくしたらすぐに、かっぽうりょうりてんをはじめて、ロシアのひとたちあいてにひともうけしたいとおもいます。

「がまツーリズム」後記

先日「がまツーリズム」でお世話になった、「設計工房・木土水(もくどすい)」の遠藤氏の話。

そもそも当の企画に至った理由とは、「平均化される日本の風景に対する危機感」であった。


若年層の流出に伴う人手不足から、「管理の手間がかからない街づくり」が行政によってすすめられる。

すると、田んぼはどんどん潰されて宅地化し、田んぼにひいてあった用水路はただのドブ川に変貌していく。

市道や農道は均されてアスファルトが敷かれ、沿道にはコンビニやファストフードチェーンが軒を並べる。


そんな「都市近郊によくある、なんでもない景色」の中にも、よくよく注視すれば面白い風景はそこらじゅうに見つかるよ、ということを、なによりその街に住むひとびとに気づいて欲しい。

そんな思いで、木土水の遠藤氏はあのような素敵なイベントを開催されたのだとか。

祭礼行事のような街レベルでのマクロな催しではなく、虫眼鏡で隅々をじっくりと観察するように自分たちが住む街を再認識する、という考え方。

そこにぼくはシンパシーを覚えた。


願わくば、恒久的に開催されるイベントになるといいな。

そして、そうした催しが日本各地で立ち上がったら、どんなに素晴らしいだろうか。

2010-07-26

痒・・・・・

22日に現地の下見に行った際、これでもかというくらい蚊に足をくわれたのだが、あれから四日経つというのに、まだ、そうとうに痒い。

作業部屋にはクーラーがついてなくて暑いし、足は痒いしで、なんだか朦朧としてきた。

せめて、どちらか片方だけでもどうにかならんもんか、、

2010-07-25

幻燈の夜

昨夜は杉戸高野台にある「設計工房木土水杉戸アトリエ」の中庭にて、幻燈ライブ。

ほんとうは、夜散歩の一環として、近くの神社付近で上映する予定だったのだけれど、途中からもくもくと発生した雷雲の勢いがすごく、急遽予定変更となった。

宵闇の中、外で上映する幻燈がこれほどまで面白いとは思ってなかった。

やってみないとわからないことって、たくさんあるんだなこれが。

ぼくは今回は鍵盤ハーモニカとオープンGチューニングにしたピッグノーズギターを使って音を出したのだけれど、全体的にはどう見えたのかな。

ときどき、とおくでひかる雷光がスリリングな味付けをしてくれてたと思う。


結局、大雨というほどの雨は振らず、終演後に会場でバーベキューやってる最中にほんのちょっとザザっと降っただけ。


HACHIOJI幻燈プロジェクトの面々は、思い思いに「やってみた感想」を教えてくれたけど、この集団で何かを作るってけっこう、凄いことだと思う。

9月には多摩センター付近で公演するらしいので、興味ある方はぜひ観に行ってあげてください。

かえるくんも待ってるよ。げこげこ

2010-07-22

【お知らせ】夜闇の路上で幻燈やります

この週末、東武日光線「杉戸高野台」駅から徒歩 10 分くらいの地域で、「がまツーリズム」というイベントが開催されます。

詳細はこちら

このイベントのひとつのメニューとして、7/24(土)に、東京造形大学の中里和人先生主催の「路上幻燈会×夜散歩」という、田んぼ道をみんなでそぞろ歩きながら、ふいに現れる幻燈を楽しもうという催しがあります。

そこで、「HACHIOJI 影絵プロジェクト」のみなさんが幻燈上映をやっている横で「物音」係として参加します。(誘ってくださった首藤幹夫さん、ありがとうございます!)

今日、打ち合わせを兼ねて現地までロケハンに行ってきました。

久しぶりに蚊にくわれまくったものの(苦笑)、場所はもう、最高〜

田んぼの間に横たわる、街灯の少ない暗い夜道を歩くなんて、田舎モノの僕ですら、たぶん初体験。

お時間ある方はぜひ遊びにお越しくださいませ。




場所はこちら


大きな地図で見る

2010-07-20

なんの因果か

同じところのループに嵌り込んでしまったような

もはやこれは既視感ともいえず

ここに居ることがまるで

むかしから約束されていたことであるかのような

必然中の必然というべきか


今回は13分の短尺

この密度が素晴らしい


全身全霊をこめて

やらせていただきます


というわけで

二日ほど前から

深く潜ってしまっているため

輪の外の皆様には

いろいろ支障をきたすことと思いますが


あと一週間ほどお待ちくだされ


業務連絡のような

そうでないような


たまにはこういうのも

ええじゃろて

2010-07-19

「インセプション」

映画「インセプション」を観る。

大傑作。

シナリオ、役者、映像、音楽、編集、すべてがパーフェクト。

なにより、ラストカットが最高。

ラストカットが語れる作品って、ちょっと久しぶりだと思う。

家人と二人で観に行ったのだけれど、この作品は、久しぶりに大人数で観たかったな、、


ディカプリオは前作の「シャッターアイランド」からなんだか、幻想譚づいているのだけれど、たまたま?

この人はギャングとか悲劇のヒロインみたいな役よりも、こういう浮世離れした役が好きそうだし、ハマっているように見える。

そのほか、渡辺謙やキリアン・マーフィー、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、エレン・ペイジなど、キャスティング最高。


音楽、というか、音響は、「残響」がテーマか。

うーむ力技、、、という箇所もややあれど、やっぱりハンス・ジマーは素晴らしい。


とにかく、映像が、かなりすごい。

この監督は、最初から CG を頼っていないと思うし、使うにしても「ありきたり」にならないのが、良い。


僕が観たいと思う映画のすべてが満載、な作品。

2010-07-16

jeff's covers...

スカーレット・ヨハンソン、かなり好きな女優さんなんだけど、その彼女が Jeff Buckley の Last Goodbye をカバーしていた。。




piano 弾き語りの Grace



Grace ってピアノもいいね。


Mojo pin 弾き語り

2010-07-12

サボる

「サボる」とは、サボタージュ(怠業)を転用した造語だったのか。

知らなかった。

こんなにまで「普通に」日本語化している言葉もないよな。。

2010-07-10

ゴキブリの作りかた

中野の plan-B にて、「ゴキブリの作りかた 2010」昼の公演を観てきた。

ストーリーや、登場人物に関しては、正直いうと「ピン」と来るものはなかった。

劇自体は、「ゴキブリというメタファをもちいたアンチ現代の日本」とぼくは解釈したのだけれど、登場人物がみな素直すぎて、ちょっと深みが欠けたのが残念。

とはいえ、ほぼすべての役者が、その肉体を酷使して演技する様にはかなり、感動した。

これ、夜公演でもやるんだよなぁ、、と。

その体力が、凄い。



偶然、同じ時間に観に来ていた麿さんと、そのお知り合いの方と、観終わって一緒に新宿までバスで移動。

新宿駅付近で麿さんとは別れ、麿さんのお知り合いの方、、I さんとふたりでアルプスで軽く一杯。

とにかく暑かったのでビールが飲みたかった。

アルプスで 150円の生ビールを飲みながら、音楽の話で盛り上がる。

久しぶりにストリートスライダースが聴きたくなる。

二人で 2000円分ほど飲み、けっこう酔っ払ったところでお開き。

店の前で I さんと別れ、職安通りの韓国広場へ。

サムジャンと韓国ラーメン二種類を購入し、帰宅。

2010-07-09

戯曲

唐十郎全作品集・第六巻(冬樹社刊)から、「蛇姫様」を読んでみる。

「蛇姫様」を舞台で観たことが、まだない。

まだ観ていない芝居の戯曲を、ただ読む、という作業は、かなり労力を要する。

一度、どこかでリズムが掴めれば、すすー、っと進むのだけれど、気になる単語が出てくると思わずぐぐってみたりなんかして、そこで輻輳してしまう。

すすー、ぐぐっ。

その繰り返し。

実は、何週間か前に図書館で借りて読んでいたのだが、三幕目までたどり着けずに返却してしまったので、先日また借りてきた。

これで、二度目の再挑戦。

巻末に、1977年当時、状況劇場として上演された際のデータが記載してあったので、各配役を脳内でイメージさせてみたら、少し、読むスピードが改善された。

以下、備忘録として、抜粋。


[スタッフ]
作・演出/唐十郎
舞台美術/朝倉摂
音楽/小室等
照明/吉本昇
効果/安保由夫
宣伝美術/篠原勝之
舞台美術/今井公明
協力/太陽テント

[キャスト]
小林/根津甚八
タチション/十貫寺梅軒
権八と伝次/小林薫
バスケット三姉妹/川崎容子・御旅屋暁美・下野直子
藪野文化/唐十郎
青色申告/不破万作
知恵/清川虹子(客演。田川、大阪・東京、春日井公演のみ)・川崎容子
内縁/海江田譲児
バテレン/天竺五郎
もう一人の伝次/田辺年秋
蛇腹服の学生/坂元貞美
あけび/李礼仙
角隠しの女1・2・3/川崎容子・御旅屋暁美・下野直子
スリの権八組(町内の人)男1・2・3・4/坂元貞美・小野地清悦・太田隆昭・田辺年秋
スリの権八組(角隠しの女1・2・3)/川崎容子・御旅屋暁美・下野直子
今井/今井公明

2010-07-08

いろいろ読了

先日、初めて観劇した新宿梁山泊。

劇団主催者の金守珍氏がメガホンをとられた「夜を賭けて」という映画があるというので、ちょっと検索してみたら、原作は梁石日氏とのこと。

梁石日氏が書かれた本、いつか読まなくちゃと思っていたのを思い出し(おいおい)、さっそく手にとった。

夜を賭けて (幻冬舎文庫)

すごい。

こういう作品が、読みたかった。

フィクションではありながらも、史実は史実として丁寧に挿入されているあたり、読んでいて大変ためになった。

人物描写も、とても魅力的で素敵だ。

梁石日作品はこれからはまりそう。

映画の方、近いうちに観てみるつもり。




最近、なぜだか白土三平がマイブーム(第三次?四次?)。。

図書館で「忍者武芸帳影丸伝全8巻」を借りてきて、移動中や就寝前の時間を使い、それでもとにかく面白くて二日で読破。

これはたしか中学生の頃に文庫本サイズで出てたのを持っていたのだけれど、どこかになくなってしまった。

なので、ものすごく久しぶり。

様々な人々が、首を刎ねられ、足をもがれ、血や泥や謀略や愛憎にまみれながらも、一生懸命生きていこうとする姿に感動するのは、中学生のころに読んでいたときと、なんら変わらず。

ただ、この前読んでいた「サスケ」もそうなのだが、いまの年齢になって読んでみて、はじめてあることに気がついた(中学生のころはまったくそんなこと気がつかなかった)

つまり、登場人物のセリフの中に当時はぜったいにありえなかったカタカナ語(ヨコ文字)が登場するのであった。

までも中身が面白いから、いーのだ。

というか、中学生のときでも気がつけよ、おれ、、汗



以前から気になっていた方の著書。

独裁者 “ブログ市長”の革命

いろいろ考えさせられる。

いつか、かの地に旅してみたいな、と思う。

2010-07-05

夏らしく

 


先週のことだが、早朝のワールドカップを観終わってベランダに出たら、東の空が美しかった。

2010-07-03

ノンフィクションW

今朝、WOWOW で放送していた「ノンフィクションW 幸福音〜知られざる『音』の世界〜」を観た。

以前には田中泯さんの「場踊り」を取りあげていたことがあったり、WOWOW のドキュメンタリーは題材のチョイスが面白い。

今回は、人工的な環境音についての話であったが、学校のチャイムや表参道ヒルズの環境音など、まさに環境に溶けこませる「音」を紹介していて、興味深く観た。


そもそも、表参道に聳える建築物の中で鳥の囀りなどの自然音が聞こえるというのはとても不自然なことなのだが、人間の聴覚がもつ imaginative な特質をうまく利用することで、本来存在し得ない音によって自分がいま存在している場所空間を脳内で騙すわけだ(今いるのは「森」ではないが、なんとなく気分が清々しくなる、という程度の)

番組内で、分子構造を音で表現するくだりは正直「えー」と思ったが(僕が想像した音とかけ離れていたから・・というか、せめてピアノ系のレゾナンスじゃないだろうと思った)「音」という媒体を第二の目として、物体や空間の印象を変えようという試み自体はとても素敵だと思う。


牛にモーツァルトを聴かせると乳の出が良くなるとかいう効果は実際に確認されている訳で、「音」は生きとしいけるものにとって、身体作用を左右させる効果はあるのだ、オカルトではなくて。

2010-07-02

復活

昨日一日、うんうん唸りながらおとなしく床についていたのがよかったのか、今朝は意外と調子が戻ってきた。

とはいえ、今日は午後から渋谷に出かける予定があったのだけれど、人ごみを敬遠してこれはキャンセルした。


今年、もうあと半年しかないじゃないか。

いくら大厄とはいえ、残りの半年だけでも、無病息災祈願。

切に願う。

薬とか飲むの、ほんと飽きたしなぁ。


9月に、阿佐ヶ谷の「にぎやか風」でちょっとしたイベントやります。

お楽しみに。

2010-07-01

すごいな、大厄

今年も、半分が終わった。

今年は、大厄の一年である。

ほんとうは、大厄、というのは、神様にお仕えするために身体を空けておく一年、ということらしいのだが、一般的には、大病するとか、体調が悪くなる一年だとか思われてるようだ。

で、このブログを読み返してみて愕然とした。

この半年間、健康であった時期がほとんどない(笑)

今年は、ウィルス性腸炎で幕を開け、痔瘻の第一回施術があり、大風邪をひき、痔瘻根治術をやり、奥歯を抜き、また風邪をひき、やっと治ったと思ったらなぜかまた風邪をひいた(いまここ)

このまえひいたのよりは軽いみたいだが、油断はできぬ。

たぶん今週末の予定、ぜんぶキャンセルの方向です(ごめんなさい)