2015-11-28

メズラーブ

昨夜、イスタンブールの店に発注していたセタールが届いた。

もう太鼓以外の楽器はやらないだろう、と思っていたのに、いざ手にしてみると、あのロトフィさんやアリザデさんらが弾いているメロディを、自分でも演奏できるチャンスが到来したことに、意外なほど昂揚する。


お店の人に、セタール用のメズラーブ(付け爪)がないか訊いたら、売り物が切れているので、お店の人の所有物を一個プレゼントするよ、と言って同梱してくれていた。ありがたい。

ところが、細い針金でできたそのメズラーブは、ものの10分も弾かないうちに切れてしまったのだった。


それで、朝、開店を待ってパルコ内の山野楽器に行き、ギター用の人差し指ピックを選んで買ってきた。

もちろん、セタールも一緒に持って行って、実際に指に付けて弾かせてもらったので、何種類もの中からこれぞ、というものを選んだ。

鉄製のそれは、ラスト(ダウンストローク)にもチャップ(アップストローク)にもほどよいヒット感があり、なかなか使いやすい。

しかし、いかんせん鉄製なので、先端がボディをこすると、板面に傷がついてしまう。


夕方、ふたたび渋谷の楽器屋に出向き、プラスチック製で形状も異なる別のギター用ピックを買ってきた。これなら板面を傷付けることもなさそう。


弦楽器を楽しむ日々をまた過ごすことになり、とても嬉しい。

0 件のコメント: