2018-10-23

バーレースターン、ダフレッスン#2

朝、北川くんを見送り、近所のバルバリー屋で一枚だけ購入。

半分は朝に、残りを昼に食べようと思っていたのだが、つい全部食べてしまった。かりかりの部分ともちもちの部分が交互にやってくるので、つまむ手が止まらない。危険な食べ物である。

昨日習ったダフの復習をして午前中を過ごす。


昼過ぎ、歩いて15分くらいのところにあるメトロのテヘランパース駅を目指す。

いざ着いてみると売店が立ち並び、おっちゃんらが大声で何かの呼び込みをしている。ぐるっと歩いてみたがメトロの入口が分からず、隣の駅のバーゲリー駅まで歩き、無事にメトロに乗ることができた。


メトロの Line2 でそのまま、昨日行った「バーレスターン」まで行ってみる。

昨日は夕方だったが、昼間に訪ねてみると印象がまったく違っていて面白い。近くに高校があり、ちょうど下校時間だったようで男子高校生が大挙して街を闊歩していた。

テヘラン市内は、横断歩道はあっても歩行者用の信号というものがないところが多い。片道二車線でけっこう交通量が多い目抜通りを、高校生たちはまったく臆することなく大勢で道を横切っていく。その後をついていけば、慣れていない俺でもさっと渡れるので、おかげでとても助かった。笑

サンド屋さんに入り、太めのコッペパンに具をたんまり挟んだもので遅めの昼餉。



野菜、とくにパクチーがめちゃくちゃ美味。


右のドアミラーが壊れ、車体がべこべこのタクシーを捕まえ、北川くんとの待ち合わせ場所であるパークウェイまで、というと、運転手のおっちゃんが値段を告げてくれた。このとき、パンジトマン(5トマン)だと聞き間違え、どうも安いな、とは思った。



今回の運ちゃんは、テヘランに来て乗ったタクシーの中でもっとも運転がトロい。笑。 他の車にどんどん割り込まれる。交差点で曲がろうとすると後から来た車に先を越されてしまいかなり大回りで曲がったり。信号待ちしている間、ムスリムのおばちゃんが寄ってきて何か話しかけたら、運転手のおっちゃんはだまって懐から小銭を渡していた。喜捨というやつか。

で、パークウェイに到着して5トマン出したらそうじゃない、パンジャートマン(50トマン)だ、というのでおお、やっぱり俺の聞き違いか、と言われた値段を支払った。

あとから北川くんに聞いたら、バーレスターンからパークウェイの相場は 20〜30トマンくらいだ、というので間違いなくボラれてしまったわけではあるが、丁寧な運転手だったし、優しい人だったので俺としてはなんの問題も無し、ということにした。


北川くんと合流し、すぐ近くのナッツ屋さんに行って土産を買う。500g の包みを4つほど買ったが、この時点でシアへの土産や昨日買った CD など、俺が持ってきたスーツケースには入りきらないことが明確にわかった。舐めていた。なんとかしなくては。


二人でタクシーに乗り、テヘランのかなり北のほうにある高級住宅地へ。

インターフォンで鍵を開けてもらい、入ったところは昨日とはまた違った雰囲気の音楽教室。こちらは主に子供向けの教室らしく、待合室にはお母さんに連れられた子供らが多かった。

今日のダフは、女性の先生、タラ・モウサヴィアンさんに教わる。基本的なトン、バクから始まり、いろいろなリズムのアプローチ、そしてリーズ(連打)まで、たっぷりと 1時間。



実は、今回のイラン旅行にあわせて俺も独自にダフの先生を見つけてコンタクトを取っていたのだがまったく音沙汰がなく、それならば、と北川くんが奔走して二人の先生を見つけてくれたのだった。

昨日のメフラッド先生、今日のタラ先生から、いままでずっと知りたかったことを全て教わることができた。 先生たちにはもちろん、コーディネイトしてくれた北川くんに深く感謝。

ちなみにタラ先生は有名なイラン音楽アンサンブル、カムカールのトンバク/ダフ奏者であるビージャン・カムカール先生の直弟子だとか。うひゃー。 


めちゃくちゃ充実したレッスンを終え、北川くんとタクシーで初日にチャーイをしばいたレストランに移動し、イラン北部の名物料理とチャーイで打ち上げ。




夜中、北川くん宅にもどってノンアルビール飲んで就寝。

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