2018-10-29

イスタンブール

早朝というか真夜中、定刻どおりに離陸し、2時間ちょいでアタテュルク空港に到着。

かつて知ったる、というわけで、さっさと入国審査を通り、タクシー乗り場でまずは一服。

すると 2人連れのポリスに職質を受けてしまった。 おまえ、ナニ人だ。 日本人です。 ここでナニしてる。 友達んとこに行く前にヤニぶっこいてます。 友達んとこにはどの足で行く。 メトロで行こうと思ってます。 そうか、メトロはもう動き出してるからさっさと行きたまへ。

おまわりがうっとおしいのは万国共通か。


北川くんから貰ったイスタンブールのメトロカードをありがたく使わせてもらい、あらかじめ連絡をもらっておいた歩ちゃんの住まいを目指してメトロに乗り込む。 イスタンブールの電車車内の雰囲気は、どこか東京と似ている。 乗客はみんな表情が暗く、活気がない。 ちょっとだけ、テヘランのあの熱気が恋しくなる。

アタテュルクを出て二つ三つほど駅を通過した直後、地下鉄を走っていた車窓の風景がいきなり地上に変わり、丘陵に点在するモスクと、丘陵と丘陵の間に拡がる海!の鮮やかなパノラマが目に飛び込む。 その、あまりの美しさよ。 イスタンブール、すごいな。


最寄り駅に到着し、地上に出てみるといきなりマクドナルドの看板。 テヘランでは外資系の飲食チェーンは皆無だったので、ここはあそことは別の国なのだ、と実感。 そして、ものすごく久しぶりに空気が美味い。苦笑


無事、歩ちゃん宅に到着し、北川くんから預かってきたダフのソフトケースから土産のサンギャク(笑)を取り出し、渡す。 まさに狂喜乱舞していただけてなにより。笑


チャイやコーヒーをご馳走になり、イランの土産話などしつつ、シャワーを借りてテヘランの排気ガスを洗い流し(笑)、さっそく歩ちゃんの引率でイスタンブールの街へ。


ミニバスに乗り、港近くの広場へ。 わー、海だ!




広場では、わんこもにゃんこもにんげんも、みんな平等に朝日を浴びてリラックスしている。



みんな、気持ち良さそう。


さすが、港町。 魚市場があった。



ああ、魚くいてえ、と思いつつ、「イスタンブールのブランチ文化」というものを体験するため、歩ちゃんに連れられてとあるレストランへ。 ちょっと遅い朝ごはんの定番メニューで朝餉。



チーズも野菜も揚げたパンも、ひとつひとつが個性的で美味。 そして、西洋と中東の交差点だからか、味付けは西洋的でもあるし、中東的でもある。 面白い。

そして、どこを向いても猫がかならず視野に入ってくる。 もう、いろいろがたまらなく愛おしい。




このレストランを歩ちゃんに教えてくれたのは、歩ちゃんの友人のイラン人で、この近くで音楽教室をやっている方。 さっそくその音楽教室を訪問。



ファルハード・シドファールさんはとても気さくで親切な方。 歩ちゃんから俺の紹介をしてもらうと、ここでもオスタード・バフマン・ラジャビの話になる。 やっぱり師の影響力は大きいのだなぁ。

二人とも太鼓叩けるならセッションやろうぜ、という流れで、ファルハードさん:サズ、歩ちゃん:ダフ、俺:謎の太鼓、という組み合わせであれこれセッションして遊ぶ。



ほっといたら何時間でもやっちゃうやつで、めちゃ楽しい。 


教室を後にし、路面電車に乗ってソフィア大聖堂付近まで移動。 




昼過ぎ、小洒落たオープンテラスのカフェを見つけ、日の明るいうちから生ビールで乾杯。



と、そこへ隣の店の方から流れてやってきた、流しの楽隊が。 



チップを渡すと、ユーの名前なんてーの? と訊かれ、シューヘイ、と答えると俺を礼賛する歌(たぶん。)を歌ってくれた。笑 

ダラブッカのおじさんが、俺の傍にあるダフに目を留め、いっしょにやろうぜ、みたいなことをいうので控えめな音量でダフを一緒に叩いていたら、店員さんにふつうに怒られた。笑


地下宮殿に行ってみる。 




この付近には大聖堂やらモスクやら地下宮殿やら路面電車やら芝生で寝てるわんこやらがこれでもかとあるので、1日居ても飽きない。 



また小洒落たカフェに入り、チャイと水タバコで一休み。


夕方、ガラタ塔の付近まで路面電車で移動。 




楽器屋さんなんかもある商店街を抜け、飲み屋をめざしつつ、ぶらぶらと散策。




で、やってきました、飲屋街。 




歩ちゃんオススメの、ソテーしたタコを肴に、白ワインで乾杯夜の部。 タコはガーリックが効いていてめちゃ美味。 白ワインはクセがなくすっきりとした喉越し。 普通だったら一本いけるなぁ、これ。。。


もう一軒いこうぜ、と、渋いウェイターのおじさんが迎えてくれる、渋いインテリアが素敵なバーへ。 




1日、歩ちゃんのナイスなツアーコンダクトのおかげで、ごくごく一部ではあるけれど、イスタンブールという街を存分に堪能する。ほんとうに素敵な街でした。

歩ちゃん、次は日本で、かな? また会いましょう!


飲屋街近くでタクシーを拾い、アタテュルク空港へ。


ベンチに座っていると寝てしまいそうになるのをなんとか堪え、日が変わって真夜中、成田行きに無事搭乗。


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