2011-06-14

Stringraphy

ストリングラフィライブの模様を、渡辺タケシくんが撮影してくれました。(ありがとう~)



ストリングラフィは、要するに「調律された糸電話」。
ソプラノ、アルト、バスの各パートごとに縦に音階を並べた三つのブロックがあり、全体的に As-Dur(変イ長調、 Aフラット・メジャー)に調律するのだが、なにせ糸電話。ちょっとした湿気や気温の変化で調律がどんどん変わる。
リハの時は A=435Hz で合わせていたのだけど、本番直前にエアコンをがんがんにかけて会場の気温を下げ、A=445Hz で調律しなおしていた。
10Hz違うとそうとうピッチは変わるのだが、チューニングが必要な大抵の楽器とのコラボっつったらそりゃもう気が狂うほどややこしそう。



・・・といいつつ、復弦でただでさえチューニングが面倒くさいバンドリンを持っていってしまった間抜けな自分。
案の定、本番でオブリで使おうと思っていたけどほんの4小節分くらい弾いてみたところで敢えなく撤退・・・

徳久ウィリアムくんのフレキシブルな「声」とストリングラフィとの相性はさすがにベストマッチだった。
ウィリアムくんのホーメイや多種多様のヴォイスに、モモさん、もとこさんらによるストリングラフィが時には呼応し、ときにはまた別の世界を作りだし、それはもう面白かったな。


ぼくはみんなが出すいろんな音にほんのちょっとの味付けを行ってみた。


もちろん、生の音たちがそれだけでも世界を持っているので、こちらがやったことというとところどころで音響的な「相の手」を入れる、という感じ。



終演後の打ち上げも楽しかった。

今回のイベントタイトルには「ラボ」と謳われていたけど、ポジティブなベクトルを持った「実験」は、やってみる価値は絶対にある。

この類稀な楽器の「実験」に呼んでくれた鈴木モモさんに感謝!

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2 件のコメント:

ニャミ子 さんのコメント...

代田橋でへばって引き返しちゃいました。。
行けなくて残念。
飲酒して復活するなら行けばよかった。。

Shuhey Yam さんのコメント...

ありゃ、それは残念でした、、、体調は大丈夫?