2025-01-03

ソースカツ、ラーメン

早朝、勝手に目が覚めた。さっと身支度して、雨のような雪のようなものが降る真っ暗な若松市内へ、散歩にでかける。

七日町通りは、来る度にどこかしら更地になり、駐車場が増えている。相変わらず無人の神明通りを抜け、若松城近くまで行くとようやく散歩している人に遭遇。

小学生のころに通っていた剣道場に来てみた。もちろん、誰も居ない。昔は、正月2日の早朝に初稽古をやっていたのだが、いまはそういうのはないのかな。うっすら雪が積もっている城内の芝生の上で、裸足のまま素振りをやらされ、あまりの足の冷たさにその場で小便を漏らしたことはいまでも鮮明に覚えている。いまのご時世、そんな稽古も御法度なのだろう。

午前、徒歩で実家近くにある父親が世話になっている施設まで出向いて見舞い、続けて妹の車で実母の兄が入居している別の施設にも顔を出す。2人とも元気そうではあるが、年齢が年齢なので俺も覚悟はしておかないといけない。

昼前、実家に戻り、最近近所にできたという食堂へ。会津ソースカツ丼と辛(からい)ラーメンで昼餉。

かなり久しぶりのソースカツ丼。そうそう、こんな味だった。懐かしい。自家製の唐辛子味噌が入った辛ラーメンも美味。会津に住んでいた時分は近くに数軒の食堂があったが、今は全部なくなってしまった。代わりにここのお店が出来てくれたおかげで、帰省する楽しみが一つできた。嬉しい。

午後、荷物を背負い歩いて会津若松駅へ。

駅近くにある、高校生の頃にさんざんお世話になったライブハウスがあった建物に来てみた。奥さんは10年以上前に、マスターは一昨年、この世を去っている。もう何もかも跡形も無くなっているんだろうな、と思いながらビルの入り口を見たら、マスターが書いたと思われる掲示板がそのまま残っていた。

音楽業界の最低限のマナーやしきたりはマスターの言動をみて覚えた。気難しくて、曲がったことが大嫌いで、数学が得意で、奥さんが大好きで、淹れてくれたコーヒーが他にないくらい美味だった。この掲示板を見て、いろんな事を一気に思い出したよ。誰かは知らないけれど、掲示板をそのまま残しておいてくれた方に、感謝。

バス乗り場に着いてしまったが、予約しておいてバスまでかなり時間があるので、窓口で「1本早いのに変更できるか?」と訊いてみたら、できる、という。じゃあ、と変更の手続きを済ませる。

夕方、新宿行きの高速バスで帰京。

宇都宮くらいから事故渋滞が始まってしまった。あぁあ。。

夜、結局、もともと乗る予定だったバスと同じ時間に東京に戻る。新宿でうろうろ歩くのが面倒くさかったので池袋でバスを降り、山手線〜京王線と乗り継いで調布に戻る。

帰宅し、風呂に入り、350ml の缶チューハイをすすりながら嫁さんに会津の報告をしたり、俺が居ない間にふわ吉が床おしっこした話を聴いたりして、日が変わる頃に就寝。


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