朝、京王線で笹塚駅まで移動し、歩いて赤坂方面へ。
季節外れの暑さだが、空気が乾燥しているので木陰に入れば比較的涼しく感じる。 この感じ、イランに行った時以来で懐かしい。
外苑あたりは人も少なく、心地よい散歩になった。
昼、赤坂ACTシアターにて、「海辺のカフカ」観劇。
舞台写真などはあらかじめ見ていたので、断片的にはどんな装置が使われているかを知っていたつもりだったが、実際の舞台は予想以上に美しいものであった。
人気のない夜の闇に、ぽつん、とたつ公衆電話ボックスの寂しさ、のようなものが、儚く美しく、浮かんでは消えていく。
怖くない夏の怪談、閑散としたお盆の街並み、異世界である田舎の風景。
村上春樹の、あのなんともいえず「隙間に寂しさを感じる」文体が、舞台上で具現化していた。
いずれのキャストもとても素敵。 寺島しのぶさんの、あちらとこちらを彷徨う表情が素晴らしい。
千代田線に乗り、代々木上原から歩いて笹塚へ。
夕方、チェシュメへ。
サウンドチェックの準備など手伝う。
夜、Andrey Tanzu さんのソロコーナーにて、トンバクで飛び入り参加。
自由に音がころころと鳴るひとと演奏すると、楽しい。
その後、出演者全員でのセッションにも参加。
上物系の連中がもっとちゃんと楽器弾けるひとだったら、もっともっと面白かったのに、と思う。
雰囲気だけで音楽やってます、ってのはダメ、ぜったい。
それはともかく、Andreyさんと濃い時間が楽しめて、幸せであったな。
調子に乗ってワインを飲み、帰宅。
咳止めの薬、効くかどうかわからないがとにかく服用して就寝。
0 件のコメント:
コメントを投稿