もうすぐ2012年が終わる。
西田幾多郎の研究をしているという、以前通っていた合気道の先生に訊いた「あること」が、ずっと脳裏にある。
禅では、一度「悟った」ことは、どんどん忘れるのだそうだ。
「悟っている」状態は、維持しない。
なるほど。
悟った、という「記憶」も、もしかしたら要らない、というのが良いかもしれない。
楽器の演奏力は、同じことを日々延々と繰り返すことで向上する。
昨日できなかったことが、今日ふっとできるようになっている、ということが、往々にしてある。
できなかったことができるようになったら、それに固執するのはやめてほかのことにトライしてみる。
去年から始めたフレームドラム[枠太鼓]の練習を、今年は本格的にやりはじめた。
この一年は、フレームドラムの練習、という行為を通して、禅のようなことをずっと繰り返していた。
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