録りためてあったトランプ関係のドキュメンタリーを見て過ごす。
80年代から90年代にかけての、トランプタワーを建てるときの地上げの話や稚拙な施工の話、土地の買収に絡むアパートメント住民への嫌がらせを伴った立ち退きの話など、やることなすことがバブルの頃のヤクザよりタチが悪い。
土地を手中に収め、ハデなビルディングを建てるためなら人間としての尊厳など簡単に捨て去り、なんでもやる(もとより、そんなものはハナから持っていないのだろうが)。
カネの亡者というわけではなく、本人はそれを「ただのゲーム」だと言い切る。
こういう男をビジネスマンだのと呼んで神輿に乗せて担ぐ連中の気が知れない。
こうして言動を観察してみると、信仰的理由から中絶に反対するような人間でも、野卑なレイシストでもなんでもないただの無教養な口先野郎だとしか思えない。
インテリを装い、官僚にいいように操られるまま稚拙な政治ごっこしかやれない日本の自民党や民進党の連中よりは分かりやすいのだが。
ほんとうのインテリジェンスとは、知性や知能、教養だけでなく、それを体現する「度胸」も持っているかどうかが大事なのです。
トランプは、バカゆえの無鉄砲さだけで行動しているように見えるので、知性も知能も教養も度胸もありません。
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