2009-12-23

故障〜横溝〜怪奇映画〜大掃除 PART1

年末恒例の、ウィルス性胃腸炎で、先週末からダウン。

おかげで、行こうと思っていた某忘年会とか某ライブとかはすべてキャンセル。

過去のブログをみると、ちょうど去年もその前の年も、今の時期になると同じ症状でダウンしていたらしい。

毎年毎年、まるで正確な体内時計があるかのように、かならずクリスマス近くになると絶不調になるなぁ。。なぜだ、、


昨日までは、昼間にテレビをつけたら「横溝正史シリーズ」をやっていた。

黒猫亭事件、真珠郎、不死蝶。

いずれも音楽は真鍋理一郎(ほんとうは「眞鍋」)。

眞鍋氏の音楽、いいねぇ。

横溝の映画版を多く手がけた大野雄二氏もものすごく好きなのだけれど、いかがわしさとか怪しさ、あと奇っ怪なシーンのモヤモヤ度は眞鍋氏の方が好みだ。

大野氏の音楽は、全体的に「格好良い」んだよね。

7th コード(しかもエレクトリックギターが結構フィーチャーされてる)が結構使われているのに、古風なロケーションによく合う音になっているのが、素晴らしい。。大野氏の音楽は。

眞鍋氏の方は、コード感は現代音楽風なのが多いし、テルミンなのかなんなのかわかんないけれど、とにかく不可思議な音が満載。

どちらの音楽家にも、たぶんかなり影響受けてますが。。


昨晩、、というか今日の早朝、なんだかものすごい夢を見たおかげで目が覚めてしまった。

緑効青汁を飲み、リビングのソファに横になってテレビをつけたら、往年の「怪奇映画」をやっていたので、明け方までつい観てしまった。

観たのは、

『美女と液体人間』 
監督:本多猪四郎、出演:佐原健二/平田昭彦/白川由美/小沢栄太郎

『電送人間』 
監督:福田純、出演:鶴田浩二/白川由美/中丸忠雄/平田昭彦

『ガス人間第1号』
監督:本多猪四郎、出演:三橋達也/八千草薫/土屋嘉男/佐多契子

もうちょっと頑張れば不朽の名作(?)「マタンゴ」まで観れたのだけれど、ガス人間の途中で気を失ったみたい。


昭和三十年代の築地、新川、五日市街道(ってどの辺なのだ?)。。。この時代の東京って、良いなぁ。

二十代の八千草薫がかなり可愛い。思わずときめいてしまった。吉永小百合も良いけど、やっぱり八千草薫だなぁ。


あと、「電送人間」で出てきた「軍国キャバレー」って何?(笑)

「もっとキツイ酒くれ」と海軍風のセーラー姿の女の子に注文すると、

「ハーイ、ミサイル一丁!」なんて応える辺り、超イカしてるんですけど。


この頃の怪奇映画って、演出も役者も音楽もストーリーも特撮も、全てが完璧なまでに物凄く良い。

やっぱり CG の擬似的映像よりも、大道具小道具であつらえた本物のセットの方が、胡散臭いし、ある意味リアルだ。

それと、これは編集の妙かもしれないのだけれど、ほどよく懇切丁寧さを割愛している辺りも良い。

「とにかく観客に想像させる」というのが、怪奇映画の醍醐味なのだというのを、改めて思った。


今朝、完全に日が昇ってから再び目が覚めたら、胃腸炎もずいぶん収まった。


嫁さんと車で出掛け、ガストで遅い朝飯を食べ、ホームセンターで洗剤やらなんやら買出しをおこない、昼過ぎからよっこらしょと年末大掃除 PART1 を開始。

大量のゴミを出し、リビングの片付けを終えたところで今日はもう電池切れ。。

とはいえ、ゴミ出しが毎年大変なので、今年の分の3分の1は終えたかな。。

あとは今度の週末に作業部屋の整理(PART2)、流し台周りの洗浄(PART3)を終えれば、無事に来年を迎える準備完了。


我が家の大掃除は三部構成なのだ。

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