ノウルーズとは、イラン暦の正月にあたる日。
イランでは、今年は日本時間の 3月21日の日中に新年を迎えた。
一日遅れではあるが、イラン大使館主催のノウルーズ式典を見るため、赤坂区民センターへ。
震災以降、被災地、特に福島の支援をしながら写真を撮り続けている Afshin Valinejad さんへ、その活動に対する大使からの感謝状授与式があった。
震災前から東北地方の取材を行っていた Afshin さんら撮影クルーは、原発事故のあと全員がいずこへ避難してしまった。
しかし、Afshin さんだけは、それは人間的な行動ではない、と、ひとり現地に残り被災地の支援活動をされたのだそうだ。
授与式のあとは、イラン南西部はブーシェフルを拠点とする音楽グループ、Lian Music のコンサート。
アフリカっぽいビートに、ウードやネイ・アンバン(イランのバグパイプ)などが乗る、というスタイル。
リズムは、イラン周辺のフォーク(土着)音楽のようだったり、アラブ音楽のようだったりするが、やはりベースになっているのは手数や訛りの少ないアフリカンビートに聞こえる。
そこに、達者なタハリールが乗ったりすると、ああ、これはイランの音楽だったんだな、と思いだす。
俺のアンテナにはぜんぜん引っかからない系なので、この場に来なかったら一生聞くことがなかったかもしれない。
とはいえ、たいへんよき体験だった。
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