2018-12-13

ゴールデン街

夜、ゴールデン街にある、その名も「ゴールデン街劇場」へ。


川口龍、土屋良太、近藤結宥花出演、「精神病院つばき荘」を観劇。

東電原発事故がモチーフにはなっているが、作品の核は「人間の生きよう」。

ほんとうの精神科医が脚本を書いており、精神が崩壊する様は自然に描かれていた。とはいえ、自然に精神が崩壊するはずはないし、いかんせん芝居の中の話なので実際には作為的ではあるのだが。


SNS では、他人の言葉を伝搬する行為をカタカナ言葉で表現することで正当化するが、本来、人間が生きる上で必要な言葉は読書や人との対話や自分自身の体験・経験によって自生するものであり、安易に他人の言葉を冠したところで当事者の人格や信条を代弁してくれるはずもない。

他人の言葉に振り回されていることに気づくことがない現在の我々にとって、この芝居が明るみに出す「あなたの本当の名前」という大問題に、どのくらいの衝撃度が込められているのだろうか、と考えながら観た。


終演後、ゆかさんにご挨拶し、久しぶりにゴールデン街をちょっとだけ散策。


夜、帰宅して緑のどん兵衛を食べようとしていたら、茶助が排便。 出汁がいつもと違う香りだと思ったら、砂トイレの風下であった。

0 件のコメント: