2019-08-16

六本木

夕方、乃木坂で地下鉄を降りて国立新美術館へ。

「クリスチャン・ボルタンスキー – Lifetime」展を観る。

90年代のオルタナティブムーブメントはこの人からの影響があったのではないか、などと思いつつ、会場を巡る。

例えば、デヴィッド・フィンチャーの「セブン」や「ファイトクラブ」、ヴィンセント・ギャロの「バッファロー'66」などの映像を思い出す。

で、そういう連想の源泉があったから観れた展示ではあったが、総じて感想は、「だからなに」。。。

どれをみても、まったくもって、なにひとつとして「ぐっ」とくるものがない。いやぁ、こまったな、というくらい、なにもひっかからない。


歩いて六本木通りまで出て、客席がアメリカ人客で埋まった、アメリカ人が経営している飲み屋へ。

バッファローウィングを肴に、ドラフトビールで軽く晩酌。IPA みたいなフルーティなビールがあまりにも美味くて、もういっぱいお替り。ほどよく腹ごしらを済ます。


夜、音楽実験室新世界にて、『ミュージカル「わたしのせいじゃない」』観劇。

たしかにミュージカルといえばミュージカルなのだけれど、歌曲の使い方が唐十郎の芝居っぽい。つまり、歌曲を聴かせるための芝居、というよりは、セリフの間を繋ぐための歌曲。

久保井研さんが出ていたからそう思ったのかもしれないけれども、久保井さんは唐組では出さないモノをあれこれと出してきて、まったく唐組っぽくない。。しかも登場人物のなかでしっかりと背骨の役割を果たしていて、それだけで十分に面白い。。

台本もよく練られていて、一人一人のキャラクターの粒立ちがすごい。

いいものを見せてもらいました。


乃木坂から代々木上原まで電車で移動し、笹塚駅まで歩き、京王線に乗って調布に戻り、帰宅。

大した距離を歩いたわけではないが、夜になっても湿気と熱気で蒸し暑く、滝のような汗。

シャワーを浴びて、缶チューハイを飲んで就寝。

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