夕方、乃木坂で地下鉄を降りて国立新美術館へ。
「クリスチャン・ボルタンスキー – Lifetime」展を観る。
90年代のオルタナティブムーブメントはこの人からの影響があったのではないか、などと思いつつ、会場を巡る。
例えば、デヴィッド・フィンチャーの「セブン」や「ファイトクラブ」、ヴィンセント・ギャロの「バッファロー'66」などの映像を思い出す。
で、そういう連想の源泉があったから観れた展示ではあったが、総じて感想は、「だからなに」。。。
どれをみても、まったくもって、なにひとつとして「ぐっ」とくるものがない。いやぁ、こまったな、というくらい、なにもひっかからない。
歩いて六本木通りまで出て、客席がアメリカ人客で埋まった、アメリカ人が経営している飲み屋へ。
バッファローウィングを肴に、ドラフトビールで軽く晩酌。IPA みたいなフルーティなビールがあまりにも美味くて、もういっぱいお替り。ほどよく腹ごしらを済ます。
夜、音楽実験室新世界にて、『ミュージカル「わたしのせいじゃない」』観劇。
たしかにミュージカルといえばミュージカルなのだけれど、歌曲の使い方が唐十郎の芝居っぽい。つまり、歌曲を聴かせるための芝居、というよりは、セリフの間を繋ぐための歌曲。
久保井研さんが出ていたからそう思ったのかもしれないけれども、久保井さんは唐組では出さないモノをあれこれと出してきて、まったく唐組っぽくない。。しかも登場人物のなかでしっかりと背骨の役割を果たしていて、それだけで十分に面白い。。
台本もよく練られていて、一人一人のキャラクターの粒立ちがすごい。
いいものを見せてもらいました。
乃木坂から代々木上原まで電車で移動し、笹塚駅まで歩き、京王線に乗って調布に戻り、帰宅。
大した距離を歩いたわけではないが、夜になっても湿気と熱気で蒸し暑く、滝のような汗。
シャワーを浴びて、缶チューハイを飲んで就寝。
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