2009-10-22

vessel of a leaf のリリースにあたり(その4)

M-1 は、エレクトリックギターをじゃんじゃか鳴らす曲を思い描いていた。


ところで去年、念願だった GRETSCH(グレッチ)というメーカーのギターを手に入れた。

エレクトリックギターの 1 弦から 6 弦までをいっきにじゃーん、と鳴らした時、ぼくはこの GRETSCH がこの世で一番美しい音を出すと思う。

Fender というメーカーの "Telecaster"(テレキャスター)というタイプのエレクトリックギターも捨てがたいところだが、やはり GRETSCH の方が自分の好みだ。

その音を最初に聴いたときは、まるでギラついた魚の鱗のようだと思った。


さてじゃんじゃかと GRETSCH を鳴らして曲を考えているうち、エレクトリックギターがじゃんじゃかと演奏される音楽ってなぜ 4/4 拍子のものが多いのだろう、と考えるようになった。

それで、4/7 拍子と 4/6 拍子を交互にとるリズムの上で、GRETSCH をじゃんじゃかと鳴らして作った。


それが結果として、M-1 となった。

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