2015-06-26

6月26日

6:10起床

早朝、猫たちに猛烈に起こされる。

洗濯機を回し、定刻に猫たちにご飯を与え、豆腐サラダで朝餉。嫁さんを駅まで送り、洗濯物を片付けたのち、車で仕事へ。

昼過ぎ、帰宅。

録画しておいた「僕ら難民キャンプが撮影所」を見る。トルコに亡命中のイラン系クルド人、バフマン・ゴバディ監督が、ISによって故郷を破壊され難民テントに避難している子供達に映画作りのノウハウを教え、実際に彼ら彼女らが構成を考え監督した短編映画を6本見る。もちろん、全ての作品が IS によって奪われ喪失してしまった何かがテーマである。いずれも、見ていると胸が締め付けられるような作品ではある。しかし、ただ映像の作り方だけを教える、というところにものすごく疑問を感じる。難民テントにはまともな教育施設がない。図書館もない。そんななかで育つ子供達に、演技や映像を作るノウハウをただ教えるのはほんとに子供達のためになるのだろうか。映像は嘘をつく。というよりも、映像は虚像そのものであり、作り手が恣意的に語りたいものしか映さないものだ。映像でホンモノの真実を語るためには、真実であるが故に揺るぎがないドラマツルギーを顕在化させるための、人並みならぬ教養が必要である。教養のない人間が作った映像にまんまと騙されて IS に入信してしまう若者のニュースを、我々はどれだけ見てきただろうか。テントの子供達がやがて成長し、ミイラ取りがミイラにならないことを切に祈る。

夜、嫁さんを調布駅で拾い、三鷹のバーミヤンへ。サラダやザーサイなどを肴にボトルキープしておいた黒霧島で晩酌。

家に戻り、布団の上で気絶。

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