昨夜、イスタンブールの店に発注していたセタールが届いた。
もう太鼓以外の楽器はやらないだろう、と思っていたのに、いざ手にしてみると、あのロトフィさんやアリザデさんらが弾いているメロディを、自分でも演奏できるチャンスが到来したことに、意外なほど昂揚する。
お店の人に、セタール用のメズラーブ(付け爪)がないか訊いたら、売り物が切れているので、お店の人の所有物を一個プレゼントするよ、と言って同梱してくれていた。ありがたい。
ところが、細い針金でできたそのメズラーブは、ものの10分も弾かないうちに切れてしまったのだった。
それで、朝、開店を待ってパルコ内の山野楽器に行き、ギター用の人差し指ピックを選んで買ってきた。
もちろん、セタールも一緒に持って行って、実際に指に付けて弾かせてもらったので、何種類もの中からこれぞ、というものを選んだ。
鉄製のそれは、ラスト(ダウンストローク)にもチャップ(アップストローク)にもほどよいヒット感があり、なかなか使いやすい。
しかし、いかんせん鉄製なので、先端がボディをこすると、板面に傷がついてしまう。
夕方、ふたたび渋谷の楽器屋に出向き、プラスチック製で形状も異なる別のギター用ピックを買ってきた。これなら板面を傷付けることもなさそう。
弦楽器を楽しむ日々をまた過ごすことになり、とても嬉しい。
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