2020-03-20

ハンバーガー、タコ飯、三島

昼、嫁さんと調布駅まで散歩。

近所の桜は三、四分くらい開花。ほどよく暖かくて絶好の散歩日和。

南口の Carl's Jr. へ。アンガスビーフのハンバーガー、チリポテト、ビールで昼餉。



バーガーキングに比べて安く、パテも肉を食ってる気になるほどの密度。美味。


食後、OKストアに寄って買い出しを済ませ、電通大の裏側をぐるっと回って帰宅。


夕方、晩の支度。

土鍋で炊いたタコ飯、アーサー汁、塩麹で漬けた蕪の浅漬け、で夕餉。



薄味に仕上げた出汁でご飯を炊く。土鍋の蓋から吹き出す蒸気が、すでに美味。

ご飯に対してタコの量がかなり多くなってしまった。ささやかな贅沢。


夜、府中の TOHO シネマズで「三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実」を観る。

かつてのインテリジェンスには、「行動」というオプションが伴っていた。そして、「行動」には「言葉」が常に備わっていた。そんなある時代に起こった、ひとつの沸点の光景。その映像は、俺が生まれた年に撮影されていた。

見続けるうち、三島由紀夫という人の「闇」が気になり出す。最後のシークエンスで、なるほど、と思うところも、思えないところもある。深い。

東大全共闘の、「他人とは」「自然とは」という問いを繰り出すメンバーの言葉に、涙が出た。一生懸命に社会と向き合った結果の、彼らの選択は、体制を打破することであったのだ。

芥正彦さんは、311の年の秋、赤坂で観た「アルトー24時」でその存在を知った。あの作品じたいが一種のアジテーションであったが、今回の映画を観て、いろいろなことが納得された。こういう方がいなかったら、唐十郎も、土方巽も、いまほどの評価に繋がるくらいになっていただろうか。芥さんは日本に住む日本人ではないらしいのだが(笑)、この日本という国の「表現」という世界には、豊かな土壌がかつてはあったのだ。


映画観を出て、まだ高揚している自分に気づく。これは、小学生のころにブルース・リーの映画をひとりで観に行き、映画館から家までの道のりを周囲の敵から身を守るようにして歩いた時の気分と似ている。


調布に戻ったとき、テヘランのトンバクの師、ナーセプール先生から whatsapp の音声通話で着信。今日は、イランではお正月であった。先生と、新年のご挨拶や、しばし近況のことなどを話す。イランはいまとても大変だと思うのだけれど、どうか、よい新年をお過ごしください。。




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