2013-08-31

8月31日

7:00起床

焼きフランクとコールスローのサンドイッチで朝餉。2セット作り、そのうちひとつはアルミホイルで包んでお弁当にする。掃除を済ませ、テントやらFrame drumやらを積み込んだ車で家を出る。

中央高速に乗り、長野県伊那市へ。この地で幕末〜明治にかけ数々の俳句を詠んだ井上井月さんの書を見るため、伊那市創造館に向かう。



ところが、9月から始まる企画展「井月展」準備のため、常設されている作品は全て収納庫に一時退避されてしまっていた。やむなく、この近くに句碑などはありますか?と訊ねてみると、市内に点在する句碑やゆかりのある場所などが記された「井月の句碑マップ」が出来上がったところです、と云われて頂戴できた。何カ所か行ってみたいところがあったのでこれは便利。

創造館の談話室で持って来た弁当を食べ、2Fで展示していた「顔面付釣手形土偶」を拝見する。これがなんともいえず素敵な表情。弛緩しているようで、緊張感がある。寝ているようで起きているような、起きているようで寝ているような。良き出会いだった。

いただいたマップを見ながら車で井月さんのお墓を目指してみる。住所が載っていないのでまずはだいたいの辺りをめざし、ビニールハウスで作業されていたご老人に場所を訊いてみた。かなり近い場所でたずねたと思っていたのだが、どうやらうまく説明しにくい様子。それでも教えてもらったヒントを手がかりにどうにか目的地に着いてみて理由がわかった。目印になるようなものがなにもない、碁盤のような農道が交錯する一角にそこはあった。



とても素朴な、石のお墓。もしかしたらお参りにこられた方が酒をかけすぎて石が溶けてしまったのかもしれない。それでも、いま目の前にあるお墓を眺めているとなんだかそれで良いような気がする。傍らにはワンカップが捧げられていた。ゆっくりと墓前に手を合わせ、辺りの景色を楽しむ。

最初に難度が高いところに来てしまったおかげで、このあとも同じ調子で巡るのにはちょっと時間がないように思えてきた。またいつか、そのときはゆっくりと伊那を楽しむことにして、お隣の駒ヶ根市に移動。

家族旅行村アルプスの丘にて、友人の幕内純平さんの結婚記念キャンプ。テントサイトにはもうすでに共通の友人たちが集合していた。
テントを設営するのは数年ぶり。テントとタープを張り終える頃には全身汗だくになってしまった。近くの売店で地ビールを飲み、タープの下で涼んでいたらまさに「千両、千両」であった。
夕方、テントサイト内に設けられた簡易ステージで幕内さん、徳久ウィリアムさん、夏秋文彦さん、オンドレイ・狩野・ランダさんらによるウェルカムライブを観る。幕内さんの奥さん自ら作られた「ラズベリーのサワー漬け焼酎ソーダ割」が素晴らしく美味い。
ライブ終了後、近くの温泉に駆け込んで汗を流し、BBQパーティーに合流。ポツポツと降りだしてきたので、戸締まりを確認しようとテントに戻った途端にバケツをひっくり返したような豪雨。BBQ会場までたった30mほどなのに、あまりに雨が激し過ぎてタープの外に出る事ができない。テントの中に入って横になっていたらそのまま寝てしまった。


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