2020-10-18

下北沢

早朝、猫たちに起こされてご飯をあたえ、二度寝。


日中、サービスヤプー仕事を少しだけ。


夕方、京王線を明大前で降り、歩いて下北沢へ。駅周辺には大勢の人。飲食店はだいたいどこも盛況で、コロナ騒ぎが始まる前とほとんど変わらない。変わったことといえば、ほとんどの人がマスクをしていることくらいか。


夜、スズナリ向かいの線路跡に建てられた初代紅テントで、劇団唐組「さすらいのジェニー」観劇。セリフのあちこちに、いま置かれている状況に対する、唐さんなりのシュルレアリスムが甲斐見える。もちろん、書かれたのは32年も前の本ではあるが、唐さんの脳味噌のなかで抽象化され、虚無化した「ある実体」に投げかけられる言葉が、何十年も経ってさえ、煌びやかに息づくのを、今回もやはり目の当たりにした。事象の一元化を徹底的に嫌うシュルレアリストの面目躍如。そもそも、芝居も音楽も、受け取る側の印象ひとつでいくらでも性格は変わるもの。唐十郎戯曲ともなれば、32年前に書かれたセリフに、コロナでアホになった世界を茶化している、と受け取れる言葉を見出したとて、いったい何がどうなるのだろう。そんな風に思えることに、爽快さを感じる。
近藤結宥花さんがたまたま俺の隣に座って、お互い驚きつつ、お元気そうでなにより。首藤幹夫さんご一行らともお久しぶり。唐組の会場でお知り合いに会う、というのをいっとき避けたくなり、金曜日とか中日とか、常連のお客さんがあまり居なさそうな日を選んでいたが、今回はあえて二日目のソワレに来てみて、よかった。でも、マチネの回を観た方が良かったかも、と、いろいろな意味で思う。。だいいち、唐組のマチネ、なんてこんな時期でないと観れないしね。


終演後、芝居の余韻に浸りつつ笹塚駅まで歩き、人身事故で遅れている京王線に乗って帰宅。


帰宅し、缶チューハイで一杯やって就寝。


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