2021-09-22

肉詰め

早朝、猫たちにご飯を与え、人間も野菜炒め、トースト、コーヒーで朝餉。

朝、テレワークで仕事開始。

日中、アメリカ(中の人はカナダかも?)にあるイラン専門の本の通販サイトに問い合わせていた、オスタード・ナッセル・ファルハングファールの著作物が購入可能だと連絡あり。さっそく支払いの手続きを済ませる。イランにある出版元へ直接注文することも出来るみたいなのだが、いかんせん国外からイランの企業に代金を支払う術がない。なぜならイランは VISA などの西洋圏で使われているクレジットカードがまったく利用できない。イラン在住の俺のトンバクの先生はファルハングファールの直のお弟子さんなので、頼めば先生経由で入手できるかも、とも考えたのだが、今回は自助努力でなんとかなった。今回見つけた Perisian Book Shop という件の通販サイトは音楽系の書籍も結構取りそろえがあって、これから度々お世話になるかも。

仕事終わりに、早めに晩の支度を始める。昆布だしを作るのに最近は1時間かけるようになった。70〜80度に沸かしたお湯に昆布を漬け、1時間放置するだけなのだが。

夜、肉詰め椎茸の甘酢餡かけ、ナスと揚げの味噌汁、ご飯で夕餉。甘酢餡がちょっと薄味過ぎたが、豚挽肉の下処理にクミンとナツメグ、塩胡椒をしておいたので全体でちょうどよい風味になった。

ムロツヨシと小泉孝太郎が出演していた番組で、ムロが宮崎の航空自衛隊基地から F-15 戦闘機に乗って実際に戦闘機訓練を受ける、というのをやっていた。出演した隊員たちは、なんだか明るくてフレンドリーで、彼ら彼女らの職業のことさえ考えなければ、まるで街の商店街でロケしているような演出。ムロが搭乗した機から映し出される映像も、用途そのものに思いを馳せなければ「迫力あるね〜」で済んだかもしれない。

いや待て。

彼らの職業は日本の国防を司る自衛隊である。そしてムロが搭乗したのは人を殺すための道具である。有事が発生したらあの戦闘機を使って標的を撃ち落とすか、あるいは撃ち落とされるかするのだ。急旋回で身体に 7G も圧がかかってすごいね〜、などと、一介の芸能人が体験レポートするレベル以上の事情というものを抱えているのだ。
この、妙に緊張感のない体の戦闘機体験レポートが、休日前のゴールデンタイムに全国放送で流れたということに、俺は腹の底から嫌悪を感じる。自衛隊も戦闘機も必要である。自衛隊などという呼び方はどうであれ、国として、軍も兵器も持たないというのは、この21世紀においてはまだ、あり得ないと思う。軍も兵器も、究極には人を殺すことが仕事であるという現実的な話題は迂回し、ひたすらキャッチーにその存在のことだけをTVで紹介することに、いったいどういう意図が働いていたのだろうか。
そのことを勘ぐらずにはいられない。


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