2013-01-11

1月11日

6:10起床

昨夜は寝床についてから遅くまでユリイカを読んでしまい、寝不足。重たく起きて、朝餉(バナナ、サラダ、コーヒー)。寒くて指がなかなか暖まらずTB運指がもたもたして重い。重たく出勤。

道すがら、建築中の家が昨年末から何軒か一気に増えた。
地震で傾いた家に住んでいる人が「ほらこんなに床が斜めに」と云って置いたピンポン玉がコロコロと転がっていくのをテレビで見たことがあるが、そういえば、建築物の床ってずっと昔から水平であったはずだ。たぶん、これだけは全世界で共通なことで、それもものすごく古くからそうだったんじゃないか。床が傾いていると、物を置いたらずるずる勝手に移動してしまうだろうし、居住者にとっても生理的に落ち着かない。
それならば、ずっと昔に誰かが考えた「床を水平に構築する方法」というのがあって、それは長い時間をかけて世界中に広がったのだろうか。
何年も前に建築現場でバイトしていたことがあり、レーザー水準器や気泡管水準器を使って水平を計っているのを見て「こういう道具はいつ頃からあったんだろう」「ガラスの管なんてなかった平安時代はどうやっていたのだろう」などと空想してみたことがあった。
あるいは、地域も時代も経緯も、それは必要に迫られて産まれたまったくドメスティックな技術だったのかもしれない。方法は違えど目的は同じ、床を水平にすること。そのストーリーを勝手に空想するのもまた楽しい。
建築をやってる人だったら当たり前に知っていることなのかもしれないが、素人なぼくにとってはこれってものすごく面白いことだ。家の形・意匠にはお国柄や時代性はあれど、床の水平っぷりは今も昔も万国共通。どこの国に行っても斜めっていたり歪んでいる家というのはないはずだ。荒川修作がデザインした家を除いては。

今日は珍しく昼餉を摂った。菓子パン2個。

帰宅後、録画してあった「日本人は何を考えてきたのか 大本教・民衆は何を求めたのか 〜出口なお・王仁三郎〜」を途中まで見、嫁さんと柴崎のハンバーグ/ステーキの店で夕餉。その帰りに明日朝の朝食の買い物など。

昨年暮れから通い始めたTombakの先生に教えてもらったNavid Afghah氏のアルバムを聴く。SetarのBehdad Babaei氏との Duo。お二方とも、その演奏は繊細にして大胆。素晴らしい。究極。

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