2021-01-11

禁じられた豚

朝、目が覚めて「男はつらいよ おかえり寅さん」の続きを終いまで見る。寅さんのようなキャラクターを創作した山田洋次監督も渥美清も、改めてすごいなぁ、と思う。寅さんシリーズは毎回笑いあり涙あり、だけれども、この作品は山田監督なりの終活にも見えて、一段と味わい深い。ひとは皆、老いるし、やがては去り逝く。

昼前、さっと昼の支度。スパイス漬け豚のソテー、雑穀米、ほうれん草と豆腐の味噌汁、納豆で昼餉。クミンやカルダモンなどのスパイスをふんだんに使った豚の生姜焼き、のイメージだったのだが、中東でもし豚焼きがでたらきっとこんな料理、というものに仕上がった。中東、、というかイスラム圏では豚は食べないし、ご飯が何杯でも食えてしまいそうなので、これは「禁じられた豚料理」だな。。もしお店で出すなら料理名は Forbidden Pork。めちゃくちゃ美味。

食後、夕方までリビングで爆睡。スパイスによる沈静効果は偉大なり。

夕方、録画しておいた「弓職人 -究極の音を探し求めて-」を見る。アメリカのチャールズ・エスペイ、フランスのステファン・トマショという、二大弓職人(Bowmakers)のドキュメンタリー。二人の職人哲学も興味深いのだが、時折挿入されるブルックリン・ライダーの演奏シーンに軽く興奮。彼らのことを、勝手に「アングラ系クラシック弦楽アンサンブル」(笑)だと思っていたので、こういうアカデミックな番組で取り上げられるようなひとたちだったのが嬉しい驚き。。

夜、家の付近を嫁さんと軽く散歩し、帰りにコンビニで買ってきたミミガーなどを肴に軽く晩酌。

布団に潜ってみたものの、昼過ぎにずいぶんと寝てしまったせいでなかなか寝付けず。


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