2020-11-17

豚汁二日目

朝、テレワーク開始。いきなり面倒臭いメールが届いており、処理に困る。

午前、今日の Jet Poet は参加しない、と、決めた。感染者が増え始めた先週以来、悩みに悩み、考えに考えた。鶴さんの追悼に、所縁のある方々が多く訪れるであろうし、なにか特別な意味がある回になるかもしれない。しかし、地下階にあるあの店に、いま密を作るべきではない、というその一点だけが大きく立ちはだかり、今回は参加しないことを決めた。そもそもよく考えれば、特別な意味なんて毎回、あるといえばあるし、ないといえばない。人生もそんなもんだろ。

昼、昨日の豚汁の残り、雑穀米、納豆で昼餉。

決断はしたが、気持ちが西早稲田に向かってしまっている。こういうときは、今を生きろ、と自分に喝を入れるしかない。

夕方、缶チューハイで晩酌。しかし、一向に酔いが回らない。

公演ごとをやっている人たちにとって、自分自身、周囲のスタッフや関係者、そして来場客に感染が起こらないように細心の策を実践することがいまやデファクト・スタンダードになってしまった。何を、何から守っているのか?守るべきものは、自分たちの居場所。敵は、亜種を含めた COVID-19 ではなく、「公演を止めろ」とうるさい自分の声だ。その声を止めるには、徹底した対策を、攻撃的なまでに能動的に実践するしかない。このコロナ禍に、いったいどういう意味があったのだろう、などと形而上学的な問いを設けたとて、おそらく的を得るような解が導き出されることは、金輪際ないだろう。


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